カナダの市民権を持つ女性 日本のパスポート発給を拒否されたから提訴 あなたカナダ人ですよね 2022.12.24

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2022年12月23日

カナダの市民権を取得後に帰国した50代の大学教授の女性が、国からパスポートの発給を拒否されたとして、日本国籍の確認などを求める訴訟を23日までに大阪地裁に起こした。

原告側弁護士が京都市内で記者会見して明らかにした。提訴は21日付。
 訴状などによると、女性は米国に留学し、カナダ国籍の男性と結婚。職務上必要に迫られて2007年にカナダの市民権を取得した。18年に親の介護のため帰国した際、本籍地がある役所は、カナダの市民権証に不備があるなどとして日本国籍の喪失届を受理しなかった。
 女性は19年、海外渡航や日本での身分証明書として、国にパスポート発給を求めたところ、国はカナダの市民権を取得した時点で日本国籍を失っているとして発給を拒否。現在、海外に渡航できない状態という。
 女性は「国籍は非常に大事なのに、行政のちぐはぐな対応に翻弄(ほんろう)された」とした上で、「日本人であるのに複数国籍になっている人がいるという実態を踏まえ、変えていかなければいけない。一石を投じる意味で、今回提訴した」と話した。

 

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