小学4年生が繋いだ命のバトン AED設置場所 こういう自由研究すばらしいです 2022.7.5

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mainichi.jp

2022/7/2

意識不明となった男性を救助したとして、小岩消防署は2日、東京都江戸川区に住む小学校副校長、林正隆さん(50)と妻美弘さん(37)、長女陽月(ひづき)さん(9)=同区立東小岩小4年=に感謝状を贈った。男性の命を救った家族3人の連係プレー。役に立ったのは、陽月さんが夏休みの自由研究で作製したあるものだった。

 6月4日午後6時ごろ、林さん宅を訪れていたリフォーム業者の男性(49)が会話中に倒れ、意識を失った。

 林さんは119番するとともに直ちに心臓マッサージを開始した。林さんも4年前にマラソン大会で心肺停止となり、AED自動体外式除細動器)で助けられた経験があった。

 美弘さんは自宅から120メートル離れたマンションにあるAEDを取りに走った。そして、救急車到着までの約10分間、AEDで電気ショックを与えた。

陽月さんも自宅近くまで来ていた消防隊員を案内。素早い応急処置で呼吸を取り戻した男性は救急車に乗せられ、病院で回復した。

 美弘さんがAEDの設置場所にすぐに駆けつけられたのは、陽月さんが作った地図を思い出したからだった。陽月さんは父の命を救ったAEDの大切さを知り、小学1年生の時に夏休みの自由研究で近所に設置されているAEDを探し回り、地図を作製していた。

 感謝状を受け取った陽月さんは「みんなが助けられるようにマップを作った。今度は私もAEDを取りに行けるようになりたい」と話した。

【岩崎歩】

 

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