外国人学校、保健室25%設置なし それは、その学校の責任でしょ? 朝鮮学校も含めて 2022.6.6

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mainichi.jp

2022/6/1

保健室に行けば養護教諭が手当てをしてくれるという当たり前の環境が整っていない学校がある。文部科学省は2021年12月、外国人学校の25%に保健室がないとの調査結果を公表した。法制度や財政上の問題が背景にあり、専門家は「子どもの健康を守ることは、平等で差別のない基本的人権だ」と環境整備を訴える。

 外国人学校161校の保健衛生に関する文科省の調査では、回答した80校のうち、保健室があるのは60校、養護教諭がいるのは28校にとどまった。学校教育法上、外国人学校の多くは「各種学校」に当たり、学校保健安全法が適用されず、保健室の設置義務がない。

朝鮮学校は全国に約60校あるが、保健室があるのはわずかだ。常勤の養護教諭がいるのは、21年度に着任した京都朝鮮初級学校(京都市)だけ。広島朝鮮初中高級学校(広島市)では03~06年に常勤がいたが、その後無人に。18年からは、養護教諭などの資格を持つ在日コリアンと日本人の3人が交代で週1回、勤務している。

 

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