中国製電気自動車は、こうやってわが国の地理情報などを収集する走る工作員となる 輸入は危険 2022.5.23

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2022年5月20日

【5月20日 東方新報】

「中国史上、最も高い電気自動車(EV)」と言われるスーパーカーSUV「HiPhi(高合) X」が中国で人気となっている。中国の高級車市場上で初めて、国産車として販売台数ナンバーワンの地位を獲得。一方で、最近は「走行記録のデータが外部に漏れている」という騒動も起きている。

 HiPhi Xは新興EVメーカーの華人運通技術(Huaren Technology R&D)が開発。2020年9月の北京国際モーターショーで初公開し、2021年5月から販売を開始した。価格は57万元(約1090万円)から80万元(約1530万円)、6座席と4座席の2車種がある。

 近未来的なデザインで最新テクノロジーを導入し、静止状態から時速100キロまで3.9秒で加速。1回の充電での走行距離は550キロを誇る。運転座席の液晶画面でヘッドライトの設定を変更して照射する形を変えたり、ウインカーに絵文字を表示したりと、自分好みにカスタマイズできる機能もある。

 HiPhi Xは2021年下期に合計3742台が販売され、50万元(約966万円)以上の高級車市場でポルシェ(Porsche)やメルセデス・ベンツMercedes-Benz)などを抜いて首位を獲得した。

 今年も売れ行きは好調だが、自動車に関する有名ブロガーの「李老鼠(Li Laoshu)」氏が5月6日、中国のSNS「微博(ウェイボー、Weibo)」で、「自分の車に恐ろしい機能があることを発見した」という書き込みをしたことが話題を呼んだ。

 HiPhi Xの車車間相互接続システムでビデオ共有機能をオンにすると、全国各地で運転中のHiPhi Xの車載カメラを見ることができ、ドライバーがどこを走っているか分かってしまうという。

 李氏の投稿では、運転座席の液晶画面に「陝西省(Shaanxi)西安市(Xi’an)」「江蘇省(Jiangsu)無錫市(Wuxi)」などドライバーが走っている地名が一覧表示され、李氏が自分の住む地域から約640キロ離れた「河南省(Henan)鄭州市(Zhengzhou)」をクリックしてみると、そのドライバーが街中を走っている様子が分かった。

 この書き込みはSNSのキーワード検索でトレンド入り。メーカー側は翌7日に「車車間相互接続機能は車両走行と車道調整システムに使うもので、納車段階では設定はオフになっています。機能をオンにしても車両の電源を切るとオフになり、プライバシー漏えいの問題はありません」と発表した。

 しかし、SNS上では「個人情報が漏れることに変わりはない」「そもそもこんな機能は必要なのか」などと議論が続き、関連の書き込みの閲覧件数は5000万回近くに上った。

 ビデオ共有機能は、車内の液晶画面で「あなたはビデオ共有機能を使いますか? 共有後は他のドライバーがあなたの走行記録を見ることができます」という説明を見てそれに同意すると、初めてオンになる。ただ、その意味や共有の実態をよく分からずに同意しているドライバーも少なくないと考えられる。

「多くの『世界初』機能を持った最新テクノロジー」と評判のHiPhi Xだが、「最新すぎる」機能にユーザーが振り回される形となっている。

(c)東方新報/AFPBB News

 

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