【新聞に喝】が公開されました。志位和夫氏をはじめとする共産党の面々が9条をめぐる主張の矛盾を次々と露呈する中、それを指摘し批判する新聞と、妙に共産党に優しい新聞がありますね、という件について書きました。後者はもちろん、おなじみの朝日新聞と毎日新聞です。https://t.co/aQ2z3ANGjR
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA 新刊『中東問題再考』増刷決定 (@IiyamaAkari) 2022年5月8日
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2022/5/8
ロシアのウクライナ侵攻以来、日本共産党の矛盾が顕著だ。志位和夫委員長は平成29年10月の演説で「全ての戦力を放棄し、平和外交によって国を守っていこう、それが9条の精神だ」と述べた。今年1月のしんぶん赤旗の号外にも「9条にそった平和外交こそ日本を守る道」とある。
しかし志位氏は2月24日、「仮にプーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです」とツイートした。明らかな論点ずらしである。
では他国が日本に侵攻してきた場合はどうするのか。志位氏は4月7日の党会合で、「自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守りぬく」と述べた。これは、自衛隊は違憲であり「段階的解消」を目指すとする共産党の主張と矛盾するのではないかという批判に対しては、平成12年の党大会で決めたことだと反論した。要するに志位氏は、共産党の矛盾が20年以上前からだったことを暴露したわけだ。
読売、日経、産経の各紙が当該矛盾を指摘した一方、朝日は4月9日付朝刊で、ジャーナリストの池上彰氏が「日本の民主主義の底を共産党が支えてきた」と評価し、一橋大学教授の中北浩爾氏が「共産党こそがゲームチェンジャーになりうる存在」とエールを送る記事を掲載した。
毎日は3月15日のニュースサイトに、日米安保体制こそが「日本を危険にさらす重大な根源」であり安保条約廃棄こそが「日本とアジアの平和にとっての巨大な前進の一歩」と主張する志位氏の寄稿を掲載した。
共産党の矛盾は追及せず、共産党を応援する有識者の見解や、安保を廃棄すれば平和は守られるかのような志位氏の主張を掲載する。
このように朝日と毎日は共産党に大変優しい。そしてまさにそれにより、両紙は政治的偏向を露呈し信頼性を失っている。SNS時代の一般人は以前のようにたやすくだまされたりはしない。両紙にはその認識が欠けているようだ。
志位氏は4月3日、「共産党は『正しい政策を掲げる』点で首尾一貫」という内田樹・神戸女学院大学名誉教授のしんぶん赤旗への寄稿を引用し、「嬉しいエールです。ご期待にこたえるべく奮闘します」とツイートした。志位氏に自己矛盾の認識はない。
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お陰様で大学、メディア、政党が一体となって進めている一帯一路構想が浮き彫りになって参りました。
— 小寺正夫 (@kotera_masao) 2022年5月8日
論破をこれからもお願いします🤲
— おおなり (@IF12XJY3NNn1k2r) 2022年5月8日
仰る通り。共産党の発言を聞けば、多くの人が自己矛盾に気付く。しかし朝日や毎日などのあっち系メディアは、この矛盾が無かったかのように振る舞い、こそっと共産党を応援する。なぜ批判できないのか。それは共産党への批判は、自分達あっち系の存在価値の喪失につながるから。あっち系恐るべし。
— RHiropyon (@RHiropyon) 2022年5月8日