車いす利用の長谷基弘芦屋市議 実は歩ける? 公然の秘密? 車いす利用の時期が… 2021.12.26

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「歩けるのは公然の秘密や」芦屋市議会で“車いす市議”を巡る“実は歩ける疑惑”が紛糾 流出した動画と目撃談を徹底取材

2021/12/24

いま、兵庫県芦屋市議会が紛糾している。

 問題の渦中にいるのは、芦屋市の市議・長谷基弘氏(63)だ。公式サイトによると、長谷市議は高校3年生の時に「ネフローゼ症候群」 という病気にかかり、ステロイドホルモン剤を大量に投与。しかし薬の副作用で突然足の自由が奪われてしまったのだという。

 現在は車いすでの生活を余儀なくされているが、「目線が低くなった分だけ、今まで見えなかった物が見えるようになりました」と政治活動を続けている。芦屋市議会にスロープを設置したり、ユニバーサルデザインバリアフリーの観点から都市計画を進めるよう働きかけたりと尽力している。当選7期目の地元では有名な“車いす議員”だ。

 

騒動のきっかけとなったのは、5月の市議会。公明党の徳田直彦市議が、長谷市議について「歩けるのを見た」と語ったのだ。

「立って歩いた」発言を名誉棄損で刑事告訴
《私は、長谷議員が保健福祉センターで公式行事が終わった後に、乗っていた車いすを御自分で立って、自分のプリウスの後ろのトランクルームに畳んで入れるところも現認しましたし、ほかに幾たびかそういった立って歩いているというところも現認しております》(5月31日の市議会議事録)

 長谷市議は、この徳田市議の発言に対し「差別発言だ」と遺憾の意を表明。趣旨について8月から3度、徳田市議へ質問状を送付した。同月25日、「謝罪がない」といった理由などから、芦屋警察署に名誉毀損容疑で刑事告訴に踏み切った。

 確かに長谷市議のYouTubeチャンネルを見ると、愛車に掴まって足をひきずり、四苦八苦しながら車に乗り込む動画などが残っている。最近も11月27日に、車いすで走行中に転倒し、起き上がれない姿を自撮りした動画をFacebookに投稿するなど、とても普通に歩けるようには見えない。

こうしてみると徳田市議の発言は事実誤認に基づく“障がい者差別発言”のように思われる。しかし、長谷市議が歩く姿を「現認した」という発言は、真っ赤な嘘、というわけではないようなのだ――

 

ここに1本の動画がある。この動画には、1人の中年男性が自動車から降り、杖を持たずに自動販売機まで歩き、車に戻る姿が確認できる。そしてこの男性こそ、“車いす議員”の長谷市議だ。

「これは長谷さんですね。赤いジャンパーはよく着ているものやし、車は彼の愛車である日産ラシーン。選挙活動にも使っていますよ。この動画も芦屋市議会関係者の間に流出してるものでね。いつ撮影されたのかはわからへんけど……。いま議会はこの話題で持ち切りですよ。

 長谷さんが実は歩けるというのは、私たちの間では“公然の秘密”なんです。多くの関係者が、彼が歩いている姿を目撃していますから」(芦屋市関係者)

 

動画が撮影された現場は、芦屋市の隣・西宮市。長谷市議が歩く姿は、特に選挙区外である芦屋市外で頻繁に目撃されているという。長谷市議を知る市議会関係者が話す。

「2019年1月のことでした。神戸市灘区のファミリーレストランを利用した際、レジで会計をしていると、向こうから長谷さんがすたすたと歩いてきたんです。隣には女性がいましたが、寄りかかったり、肩を借りたりする様子はありませんでした。当時長谷さんは、すでに移動は全て車いすで、ほとんど歩けないと聞いていたので本当に驚いて……。その場で知人に『長谷さん歩けるの!?』と電話した覚えがあります」

 取材を進めるとこういった“目撃談”は他にも出てきた。別の市関係者は声をひそめてこう語る。

「4年前のことになりますが、東京・西日暮里の居酒屋で日本酒を飲み過ぎたのか、慌てた様子で杖を持たずにトイレに歩いて行ったのも見たことがあります。車いすが通れるほど通路は広くなく、『人の手を借りなくて大丈夫かな』と思いましたが、普通に立ち上がって歩きだしたので、一緒に飲んでいた人と目を見合わせました。帰りは少し気まずかったのか、壁に手をつきながら歩いてきましたが……。

 自宅と議会の行き来もハンドル型の電動車いすですし、ちょっとおかしいですよね。車いす自体が選挙のための道具になっていて、“同情票”狙いで大げさにふるまっているのではないかという噂は絶えませんよ」

こうした目撃談が広まり、車いすがパフォーマンスなのではないかと地元で不審がられているのだ。また、長谷氏が車いすを利用しだした“時期”も、こうした疑念を深める一因となっているという。

 

「実は、長谷さんが車いすに乗り始めたのは、手痛い落選を味わった直後なんですよ。昔使っていたステロイド剤の副作用で足が動かなくなったと言っていますが、タイミングが良すぎるといいますか……。

 落選の原因となったのは、兵庫県警が2001年に摘発した、阪神大震災で被災した市立小学校の校舎建て替えに伴う解体工事の談合事件。当時、芦屋市の助役が3業者から計250万円の賄賂を受け取り、贈収賄で業者と共に逮捕されました。長谷市議は『事件で私への金銭供与は一切ない』と否定しましたが、助役と業者と3人でサイパン旅行に出かけるなど、仲介したのではと関与が疑われていました」

この疑惑を追及する過程で、明らかになったのが、長谷市議が事件とは別の建設会社から工事絡みで受け取った300万円だ。

「複数の業者が、長谷市議から『助役にせがまれているので金を貸して欲しい』『助役と私は太いパイプでつながっている』と言われたと証言。助役は『自分の名前を使われた』と憤慨し、当時辞職勧告決議も可決されましたが、結局無視しました。ひとり逃げ切った長谷市議への関係者の恨みは、相当深かったようです」(芦屋市関係者)

事件後の2003年4月。“みそぎ選挙”で不信が拭えず長谷氏は落選した。

「その後7月以降に手術を始め、次の選挙では車いす姿になっていました。病状の悪化とタイミングが重なっただけと言われればそれまでですが、同情票を拾うためのパフォーマンスではと訝しがる声もあります」(同前)

 長谷氏もSNSなどで「車椅子生活18年目」と綴っていることから、車いすを使いだした時期は2003年頃で間違いないだろう。

 しかしながら、政治家という職業上、いわれのない噂が立ちやすい面もあるだろう。目撃談以降に急激に病状が悪化したことも考えられる。そもそもこの動画はいつ撮影されたものなのか……。

疑惑の真相を確かめるべく、11月27日、通う病院に車いす姿で現れた長谷議員に直接話を聞いた。

【#2に続く】

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