ノーベル賞候補の東大特別栄誉教授、弟子全員を引き連れ中国の大学に移籍 2021.9.3

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mainichi.jp

2021/9/2 毎日新聞

 光で化学反応を起こす「光触媒」を発見し、ノーベル賞候補にも名前が挙がる藤嶋昭・東京大特別栄誉教授(元東京理科大学長)が8月末に、自ら育成した研究チームと共に中国の上海理工大に移籍した。同大は今後、藤嶋氏を中心とした研究所を新設する。

 財源不足などにより日本の研究環境が悪化する中で、産業競争力にも直結する応用分野のトップ研究者らの中国移籍は、日本からの「頭脳流出」を象徴する事例とも言えそうだ。

上海理工大の発表によると、藤嶋氏と研究チームは専任職として勤務する。同大は今後、藤嶋氏のチームの研究を支援するプラットフォームとして、光触媒に関連する国際的な研究所を学内に設置する計画だ。

 日中の学術交流関係者によると、この研究所の新設・運営費用については、上海市政府と同大が共同で拠出する方向で準備が進められてきた。その規模は日本円で数十億円になる見込みだという。

上海理工大は発表で、藤嶋氏の移籍について「我が校の人材確保事業における重要な成果であり、我が校の力量を強めるものだ。質量共に高い成果を生み出すことを期待し、全力で藤嶋氏とその研究チームの仕事を支えていく」と語る大学幹部の言葉を伝えた。

 藤嶋氏は、経済産業省の「イノベーション拠点立地支援事業」の支援で東京理科大内に2013年に設置された光触媒国際研究センターのセンター長も務めてきた。現在はスペースシステム創造研究センターに改組され、藤嶋氏は特別顧問となっている。今回の藤嶋氏の移籍や研究所の新設について、東京理科大は関与していないという。

 藤嶋氏は、世界各国からの留学生の育成にも力を入れてきた。そのうち3人は中国の学術界を代表する「中国科学院」の院士に選ばれた。19年には、こうした日中間の科学技術交流への貢献から、中国の発展に貢献した外国人専門家に授与される「中国政府友誼(ゆうぎ)賞」を受けている。

【北京・米村耕一】

 

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データと技術が手に入ったら、お払い箱になるのに。

 

結構その話ききましたね。 中国は長い時間が掛かる開発でなく、今使える技術が欲しいと。 中国に引き抜かれてやがてお払い箱になって、日本に帰ってきたが誰も信用してくれないとかね。

 

本当に賢い学者は、中国の本質を見抜いたうえでうまく中国を使っています。 都合の良いATMとしてカネだけ出させ、やりたい研究をする。 しかしその研究成果やデータは中国には渡さず、少し前の技術、自分達が新たに開発した技術によって価値が暴落したクズみたいな特許とかを掴ませてます。

 

そうであればいいのですが・・・。

 

どこかの反日文系教授に科研費何億も出すのに……。

普通に考えて、文系よりも理系のほうが圧倒的に経費がかかるはず。 天然資源の少ない日本、人材、能力資源まで失ったら、今後の発展は見込めない