女性の性的被害は許されませんが、それが虚偽だとしたら・・・ 2021.8.17

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reiwa-kawaraban.com

 

 中学・高校時代に教師である鈴木浩氏(仮名)から性的暴力を受けたとする写真家の石田郁子氏に8月16日、質問書付きで取材を申し込んだ。同氏がフジテレビに提供したオコタンペ湖での写真はフェイク、合成されたものという結論を出した後だけに反論が期待されたが、戻ってきた答えは「多忙のため(取材は)遠慮する」というもの。そこで石田氏へ提出した質問書を公開し、なぜ、取材を遠慮するのかその背景を推理した。

 

 当サイトはここまで連載を19回重ねた。そのほとんどは石田氏の証言は虚偽の疑いが濃く、提出された証拠(オコタンペ湖の展望台で鈴木氏と写っている写真)は合成されたものであるとする、石田氏には厳しい内容である。

 もちろん、当サイトは鈴木浩氏を擁護する意図などなく、真実追求を唯一の目的としている。そのため、ここまで石田氏に対して生じた疑問を、本人の口から説明していただきたいというのが今回の取材の意図である。事前の原稿チェックも、「コメントと関係する部分は事前開示可能。最終的な修正等の可否は執筆者が決定」とかなり石田氏に配慮する形で申し入れた。

 16日に、石田氏が提起した鈴木氏への損害賠償請求訴訟の代理人弁護士の事務所に連絡を取り取材の趣旨を告げ、取材申込書と質問事項を送付。取材は電話かオンラインで行い、それができない場合は質問事項に文書で回答するようにお願いした。当サイトではこうした取材の場合、事前に質問事項を示している。相手に十分に考える時間を与え、円滑に取材を行えるようにするためである。

 

( 中略 )

 

 以上の質問事項を添付して送付したところ、17日になって弁護士から返信が来た。以下のような簡潔な内容であった。

「石田さんに確認したところ、現在多忙のため今回は遠慮いたします、とのことでした。」

■石田氏に語るべき真実はあるのか

 石田氏も何かと忙しいのであろう。しかし、当サイトでは石田氏は虚偽を述べている、写真を合成した、と指摘してきた。もし、石田氏が主張するように中学・高校時代から性的暴行を受け、それがPTSDになった、死にたくなるほど辛い思いをして、写真も本物であるなら、当サイトの記事は許し難いはず。

 どんなに忙しくても取材に答えて反論するか、それが面倒なら法的措置を取って記事を削除させる、損害賠償請求をするなどいくらでも方法はある。

 しかし、石田氏の答えは「現在多忙のため今回は遠慮いたします」。語るべき真実があるなら、決してそのような答えはしないと思われる。もし、本当に多忙であっても「写真は合成していません。ネガは弁護士を通じて示せます。松永氏は嘘を言っています。交際期間は私が言った通りです。」程度は言えたはず。なぜ、それすら言えないのか。

 当サイトではここまでの取材と検証で、石田氏は裁判や市教委への申立において虚偽の事実を述べており、合成された写真を報道機関に提供して虚偽の事実を報道させていると結論づけ、報じてきた。石田氏が、それは違うというのであれば堂々と反論したらいかがか。

 もし、それができるのなら。

 

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石田氏の信用失墜に繋がる検証記事が公開されたというのに、取材は遠慮ですか…遠慮を「困る」に置き換えると納得出来ますね。

写真は裁判資料として提出されておらず、札幌市教委に対しても同様です。この写真が不正であったとしても、確定判決及び札幌市教委の処分には影響無しでしょう。となれば、鈴木氏(仮名)が石田氏に対して名誉毀損なりの訴訟をしない限り、この偽造写真を名誉回復の手立てにすることは難しいのですね。

思うに、わいせつ行為を受けたのは石田氏にとっては事実なのでしょう。これは、妄想を現実化してしまう彼女特有の考え方がなせることで、この部分に限っては悪意は無いものと推測します。私が恐ろしいと思うのは、(石田氏にとっての)事実を証明する為なら、偽装工作も肯定してしまう彼女の発想です。加害者が罰を受けるのは当然であって、その為に「何かをすること」は許されるとの誤認があるように感じてなりません。「何かをすること」が正しくないことは理解していると思いますが、加害者を罰することは正義であるから、自分の行為も正義だと考えるのでしょうか。

全く事実に無いことで、免職とされた鈴木氏。退職金も無し。公務員に失業保険はありませんよね?アルバイト収入などお小遣いのようなものでしょうし、免職されたとなれば再就職も厳しいと思います。鈴木氏の行動に甘さがあったとは言え、彼はわいせつ教員ではない。なんとか救い出してあげたいです。

鈴木氏は、札幌市人事委員会に懲戒免職処分の取り消し請求をしておられますが、この偽造写真も判断材料にして頂けないものでしょうか。委員の皆様に、こちらの連載を読んで頂きたい。そして、鈴木氏が冤罪に陥れられたことを理解して頂きたいです。

 

福田ますみ著「でっちあげ」というノンフィクションがある。
虚言癖・妄想癖のある母親が小学4年生の息子が担任教師に虐められ、連日暴力を振るわれ、怪我をさせられたと学校に訴え、新米校長がそれを真に受け、その教師がいくら否定しても認めず、教師は周りの圧力に負けて、仕方なく苛めを認めて謝罪してしまった。そうすれば丸く収まると周りに言われて認めたのに、収まるどころか、騒ぎは余計大きくなり、マスコミにも取り上げられるようになってしまった。教師は停職6ヶ月の懲戒を受け、自宅には嫌がらせの手紙や電話が殺到し、警察に警護を頼まなければならないほどだった。
更に母親は息子がPTSDに苦しんでいるとして、教師と市の教育委員会を訴える民事訴訟を起こした。児童側には報道を真に受けた550人もの弁護団がつき、教師側の弁護士は2人だけ。しかし、怪我の証拠はなく、病院のカルテからPTSDの様子が全く見られなかったことから、原告の嘘がばれていくという話である。
原告の主張はほとんど退けられたが、一部認められ、市教委に少額の賠償金の支払いが命じられた。教師は現場に復帰でき、数年後には全面的に処分が取り消された。マスコミはその後、学校に理不尽な要求をする保護者を「モンスターペアレント」と名付け、その呆れた行状を告発するようになった。
虚言癖・妄想癖のある人間は一定数いるということを、我々は絶えず念頭に置く必要がある。

 

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