スポニチ:C大阪怒り心頭 スタンドの「大地震をお祝い」横断幕に抗議
[ 2011年9月28日 06:00 ]
全北のスタンドに心ない言葉が書かれた横断幕が掲げられ、C大阪側が抗議するハプニングがあった。
「日本の大地震をお祝い(し)ます」などと東日本大震災を中傷する内容で、C大阪側の指摘を受けて前半途中に撤去されたものの、C大阪関係者は怒り心頭だ。
ベルギー1部リーグではリールセの日本代表GK川島がゲルミナル・ベールショットのサポーターから「フクシマ」と連呼されて問題になったばかり。C大阪側は試合後、AFCに抗議文を提出した。
J-CAST:韓国サッカー場で「日本の大地震をお祝い」 「誹謗」垂れ幕に日本側抗議
2011/9/28 16:34
http://www.j-cast.com/2011/09/28108410.html
※抜粋
一方、韓国の大手マスコミも、この問題を報じている。
例えば東亜日報は、日本のスポーツ紙、スポニチの報道を引用しながら、韓国のネットユーザーから
「(このようなメッセージを掲げる)サポーターの文化が理解できない」
「垂れ幕を掲げた人をサッカー場に入って来られないようにしろ」
「国家的恥さらし」
と、垂れ幕を批判する声が相次いだことを伝えている。ただ、一部には、
「日本のサッカーファンも日の丸をサッカー場に持ってくる」
と、垂れ幕を擁護する声もあったという。
聯合ニュースは、垂れ幕が撤去された後も「後遺症が残った」とし、2ちゃんねる上で「韓国人が何をしたのか、世界中に知らしめなければならない」といった日本側からの不快感を表す書き込みがあったことを紹介している。
「国民日報」も同様に2ちゃんねるで韓国に対する猛烈な批判が起こったことを指摘したが、垂れ幕の写真に写りこんでいる人に「ぼかし」が入っていないことを問題視。
「人格を傷つける可能性がある」
と指摘している。
共同:「日本の大地震をお祝い」 韓国のC大阪戦、被災やゆする幕
2011/09/28 18:12
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011092801000391.html
【全州(韓国)共同】サッカーJ1、C大阪が27日に韓国・全州で全北と対戦したアジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦で、相手サポーターが東日本大震災で被災した日本をやゆするメッセージを掲げ、C大阪がアジア連盟に抗議文を提出していたことが28日、分かった。
観客席に掲げられた幕には「日本の大地震をお祝います」(原文のまま)と日本語で書かれていた。気付いたC大阪のスタッフが運営側に指摘し、試合中に掲示をやめさせた。C大阪関係者によると、全北側から非公式ながら謝罪があった。
中央日報:「大地震お祝い」の垂れ幕問題、全北が公式謝罪
2011年09月29日11時42分
http://japanese.joins.com/article/201/144201.html
27日に全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で開かれたアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ全北現代(チョンブク・ヒョンデ)とセレッソ大阪の試合で、全北の一部ファンが日本の大地震を祝うという内容が書かれた垂れ幕を掲げ議論を呼んでいる。
このニュースは複数の日本のスポーツ紙を通じ報道され、このニュースに接した日本のネットユーザーだけではなく、韓国のネットユーザーらも激怒し、理解できないという反応を見せている。
一部ファンの非常識な行動が物議を醸すと全北球団は28日午後に球団公式ホームページを通じ、「一部ファンの不適切な行動で物議を醸した点を頭を下げて謝罪申し上げる」と謝罪した。
また、「今回の件で失意に陥った日本国民とサッカーファンに深く謝罪の言葉を伝える。今後こうしたことが再び起きないようより一層努力する」と付け加えた。
全北は問題の垂れ幕を製作・掲示した人物の身元を把握し次第、競技場出入り禁止などの制裁措置を取る計画だ。
一方、セレッソ側は試合後にAFCに公式提訴し、今後AFCの決定により全北球団はホーム試合の管理責任を問われ懲戒を受ける可能性がある。
当の本人が謝罪したそうですが、その言い訳がすごいです。
日本震災やゆ問題 横断幕制作したサポーターが謝罪
2011/09/30 09:53 KST
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/
2011/09/30/0200000000AJP20110930001100882.HTML
【ソウル聯合ニュース】サッカーのアジアチャンピオンズリーグで、「日本の大地震をお祝います」という横断幕が掲げられた問題で、横断幕を制作・掲示したサポーターがKリーグ・全北現代を訪れ、謝罪した。全北現代が30日、明らかにした。
関係者によると、30歳の会社員が29日午後に全北現代を訪れ、「心ない行為で多くのファンにあまりにも大きな失望感を与えました。日本国民と韓国のサッカーファンに心からおわび申し上げます」と謝罪した。また、日本遠征で負けたことが悔しくて横断幕を掲げたとし、他意はなかったと釈明した。
横断幕は、韓国・全州で27日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦の全北現代とセレッソ大阪の試合で掲げられ、29日には全北現代が公式サイトに謝罪文を掲載した。
横断幕を制作した会社員は今後10年間、全州ワールドカップ杯競技場への入場が禁止される。全北現代は「今後こうしたことが発生しないよう、競技場に入場するファンを対象に手荷物検査を強化する」としている。
サーチナ:「大地震をお祝い」横断幕、「日本は自省せずに他国を非難」=韓国
2011/09/30(金) 09:21
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0930&f=national_0930_031.shtml
サッカーのAFCチャンピオンズリーグの準々決勝で、韓国全北現代のホームサポーターが掲げた「大地震祝い」横断幕の余波が続いており、韓国内で物議を醸している。
そんな中、ある韓国メディアは、サポーターの行動について強く批判する一方、全北球団の迅速な対応を高く評価した。さらに1月のカタールアジア杯での日韓戦で、日本人サポーターが旭日旗を掲げたことを例に、日本も反省すべき点は大いにあると論じている。
同メディアは「全北横断幕論争。果たして日本は清らかなのか」と題した記事で、日本がアジアサッカー連盟や大韓サッカー連盟に抗議文を送るなどして厳しい対応を示したのは「自分の汚点は消さず、他人の汚点を指摘する姿」と批判、「今まで日本はきちんとした対処を見せたのか」と問いただした。
記事は、1月のアジア杯で日本人サポーターに旭日旗による応援があったとし、「日本の軍国主義の象徴」である旭日旗を掲げたことは「韓国を馬鹿にする仕打ち」「スポーツマンシップに反する行為」「人命被害・自然災害ほど幼稚な応援」などと批判。そのような応援に対して日本は「1回たりとも謝らず、制止することもなかった」と遺憾を表明。
問題の横断幕については自省のきっかけとすべきとしながらも「日本が私たちに成熟した応援文化を求め、AFCに提訴する前に自らの行為も1回くらいは振り返る必要がある」「残念な姿だ」と論評。全北球団の対応をみて「感じる点があるべき」と指摘した。
「大地震祝い」横断幕について韓国でも批判的な声が圧倒的だが、中には「日本の旭日旗応援は?なぜこっちだけ非難される?」といった声もあり、同記事はそのような声を代弁した形だ。(編集担当:金志秀)